芳野かえ ゼンタングル®認定講師

ゼンタングル®メソッドはリラックスしながら集中できるパターンアートの描き方です。

ゼンタングル 身の回りの美しい模様

ゼンタングルアートを描くようになると、自分の周りにある美しいものに自然と気付きやすくなるそうです。私もそれを感じます。外出先で、これまでだったら特に気にしなかったかもしれない壁紙の連続模様や装飾が目に入るんです。

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ファイナルファンタジーXV』というテレビゲームを貰ったのでプレイしました。とても面白いゲームで、出てくる模様も素敵でした。ゼンタングルに出会う前の私だったらこんなにゲーム中の模様に注意しなかっただろうと思います。

上のゼンダラはゲーム中にあった模様のアレンジです。

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↑もう模様のつじつまが合わなくなりました。十字の下の右側です。でもゼンタングルには間違いはないので別に良いんですよ。無視して続きを描きます。

左右対称のものをきっちり描きたいなら、厚紙で型紙でも作った方が早いかもしれませんね。面倒ですし早く描き始めたいので私はどんどん描いてしまいますが。

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↑ゼンダラの場合、手がどうしても擦れるので中の方から描くようにしています。ゲーム中に出てくる模様はもっとかっこいいのですけどね。もっと複雑な感じです。

東京でゼンタングル教室をしています

 

以下『ファイナルファンタジーXV』の感想

※ゼンタングルと全く関係ないです。ネタバレ有
このゲームをプレイしたことで、健康のありがたみや何気ない日常の貴重さを改めて思い知りました。序盤から中盤は4人の青年の友情と冒険の明るい物語で、終盤は急に暗く深刻な展開になります。婚約者の死、仲間の失明、太陽が照らなくなって地上が化け物だらけになる、命と引き換えに世界を救う等。
このゲームは終盤になると主人公達は10歳年をとって、世界は暗闇で荒廃しきっています。でもゲームのシステムとして簡単に10年前の世界に戻れます。初めて過去に戻ってみたときは泣きそうになりました。荒廃した現在を見た後に過去の世界を見たとき、これまで当たり前だった過去がいかに美しく幸せだったか気付かされたからです。失明した仲間も、過去の世界では普通に目が見えています。
序盤や中盤をプレイしていたときは、主人公たちの行動が能天気すぎるんじゃないかくらいに思っていました。失って分かる幸せを、失う前に疑似体験することができました。

 

キャラクターの一人が失明するという展開が私にとってものすごい衝撃でした。そのキャラクターは他の仲間を乗せて毎日車の運転をしたり、料理や繕い物もします。もちろん仲間と一緒に敵と戦います。戦いが一旦終わると、他の仲間達は疲れた疲れたと言うのですが、そのキャラクターは夕食を作ります。朝は早起きしてみんなの朝ご飯も作っています。そんなキャラクターがいきなり失明してしまうんですよ。これまで人の世話を焼いていた人が急に人から世話をされないと生活できなくなったらどういう心境になるんでしょう。想像もつきません。

失明した後は、白杖(黒いですが)をつきながら仲間についてきます。でも度々転んだり、戦いのときも今までみたいに動けず、武器を使おうとしては転んで仲間に助けられます。しかも下は沼です。目が見えないので料理も運転も戦闘もできません。どんなに自分を情けなく思っていることでしょう。それでもそのキャラクターは「これまでと同じように皆と旅を続けたい。付いて行けなくなったら自分で諦める」と言います (今の時点ですでに付いていけてはいないのですが)。普通に考えると足手まといなのは確実なので自分から身を引くかと思いきや、最初で最後のワガママというか。このキャラクターは将来的に主人公の側近となるべく子供の頃から英才教育を受けていて、ずっと主人公 (母親は幼い頃に死亡)の世話をしてきたそうなのでそこらへんも関係しているのでしょうか。主人公と年齢が2歳しか違わないのは意外でした。てっきり主人公15、そのキャラクターは25以上くらいかと思っていました。実際は主人公20、そのキャラクター22でした。年上キャラクターとの身長差がはっきりとあるので、主人公が子供なのかと思っていました。年上キャラクターの二人がすごい長身なんですね。あと主人公の言動が大人っぽくないので。

失明した仲間を連れて行くかどうするか仲間内で意見は割れていて、「サポートするし、一緒に行こう」という仲間と「戦いの最中、守り切れないかもしれない。一緒に行くことはできない」という仲間です。どちらも失明したキャラクターのことを思っての言葉ですよね。このキャラクターが同行していると走ることができないのでこれからどうなるんだろうとプレイしている側としては思いますが、ゲームのストーリーはそこから急に10年経過して失明した人は目が見えないながらも普通に走れるようになっていて問題ありませんでした。戦闘も料理も普通にできるようになっています。何年も訓練してできるようになったのでしょうか。泣かせます。