芳野かえ ゼンタングル®認定講師

ゼンタングル®メソッドはリラックスしながら集中できるパターンアートの描き方です。

映画『マレフィセント2』

映画『マレフィセント2』を観ました。以下ネタバレあります。面白かったのですが、エンディングが唐突すぎに感じました。今お互い殺し合ったところでいきなり和解って。離島の妖精側はフェニックスを崇めているので言うことを聞いたにしろ、人間側もなぜか瞬時に考えが切り替わっています。「妖精の国と人間の国の一国が一つになりました=平和、ハッピーエンド」という展開ですがハッピーエンドに思えません。そういう社会をのぞむというディズニーのメッセージなんでしょうが。マレフィセントの仲間が急に登場したのも違和感ありました。後付けなのでしょうがないのですが、すごい人数います。

教会に妖精が集められる流れは全員殺されるなという感じでハラハラしました。でも、ほぼ生きてたんですね?煙に触れても死ぬというより植物に戻って生きていると後から分かったりで少しマイルドになっています。教会で大虐殺というのは『キングスマン』を思い出してムカムカしました。パイプオルガンを弾いていた女性は落ちて亡くなったのでしょうか。あの義母が殺されなかったのが意外でした。ヤギに変身させられるのは死ぬより辛いかも分かりませんが。

『マレフィセント』は1が公開になった頃に『アナと雪の女王』が人気で、どちらも男女の愛を否定したような内容でした。それが2になって姫と王子がいきなり熱烈な相思相愛で一体何があったんだという感じです。マレフィセントを助けた妖精は最終的に死んでしまったのでしょうか?マレフィセントにとっての家は妖精の国じゃなくて、あの離島になってしまったんですね。少し寂しい感じです。人間とは暮らせないということですかね。でも娘の判断を尊重する親心。素晴らしいお母さんです。