芳野かえ ゼンタングル®認定講師

ゼンタングル®メソッドはリラックスしながら集中できるパターンアートの描き方です。

ゼンタングル 物事の得意不得意

私は子供の頃からずっと自分は歌が下手なんだと思っていました。それは音楽の歌のテストで明らかに高音が出なかったからです。

 

でもカラオケに年一回行くようになってからさらに数年後、カラオケに点数や音程の表示が出せることを知りました。すると私の音程は一応合っているということが分かりました。私は歌が特別下手な人ではなかったんです。上手くもないでしょうが普通の範囲だったんです。これは私にとってかなりの衝撃でした。

 

高音が出ないのは相変わらずですから、高音がない歌を歌えば良いんです。音域が狭くても歌える歌をネットで調べて歌ってみましたら大丈夫でした。「世界に1つだけの花」とか「少年時代」、福山雅治さんの「HELLO」今流行りの「恋」なんかは私の音域でも歌えたので音域が狭くて困ってるかたでも歌えるんじゃないでしょうか。私でも歌を歌うことを面白いと思えたんです。

 

絵も似てるなと思いました。何かのきっかけで自分は絵が苦手だと思われている方がいらっしゃるそうですね。別に日常生活で絵なんて描く必要がないですし、苦手だと思っていらしても全然問題ありません。でも自分の思い込みを変換できれば私にとっての歌みたいに、人生の中で楽しいと思えることが増えますよ。

 

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絵はかなり上手な人でも自分の得意な物しか描いていないですよね。動物、風景、建物、機械、乗り物、似顔絵、静物、抽象、などなど色々なジャンルがありますし、さらに画材も色々あります。学生時代に図工や美術の評価が低かったからといって「自分は絵が苦手だ」と思う必要は全くありません。小中でやる内容なんてほんの一部です。楽しく描けるジャンルはあります。

 

ゼンタングルにはそもそも間違いというものがないので、下手とか直せとか言われることは絶対にないんです。ゼンタングルに限らずどんな絵であってもそんなこと言われる筋合いは無いのですが、言ってくる人はいますからね。無視するにしても気分は悪いですよ。ゼンタングルには良い環境があります。

 

人に言われなくても自分で思い込むということもありますね。私はゼンタングルのいうところの「間違いはない」というのが始めなかなか理解できませんでした。字面では分かるのですが、実感として分かりません。固定概念がひどすぎて、何枚も描くことでやっとじわじわ分かってきた感じです。正解がそもそもないのですから、間違いもないのですよね。