芳野かえ ゼンタングル®認定講師

ゼンタングル®メソッドはリラックスしながら集中できるパターンアートの描き方です。

映画『神さまメール』

『神さまメール』という映画を見ました。以下ネタバレあります。かなり面白かったです。その映画では本物の神さまが、普通のアパートに住んでるしょうもないオヤジです。10歳くらいの娘さんを虐待したりしています。その娘さんが耐えきれなくなって、ついにアパートから逃げ出します。そのとき、全世界の人にその人の寿命を知らせるメールを送ります。

子供の頃に事故で左腕をなくしてしまった女性が、自分の左手と再会?する夢?のシーンで私は爆泣きでした。それ以降は結構ギャグぽいストーリーが続きます。でも15禁なだけあってそれなりに色んな意味であれでした。パッケージが爽やかなので騙されます。

自分の寿命をメールで知った人達が、色々な行動に出るのがとても興味深いです。仕事を辞める人、やりたかった事(楽器の演奏、彼女を作る、公園に居る、女装、殺人、海に行く等)をやる人、それまでと同じに過ごす人などなど。寿命がどれくらい先かでまた状況が全然違います。寿命が分かった後もこれまでと同じように過ごすだなんて、これまでの生活をとても気に入っていたということだし素晴らしいと思いましたが、人生に諦めきっている人もそうしてました。

自分の寿命が長くても数十年以内だということは、寿命のメールが来なくても今の時点で分かっていることですね。やりたいことがもしあるなら、今すぐやるべきです。

映画の中では寿命が分かった人達はイキイキとしている人が多かった感じです。寿命なんか分かったら、自暴自棄になった人がめちゃくちゃやったりで社会生活は普通に送れなくなりそうですが。この映画の世界ではそれほどの混乱はなく生活できています。メールアドレスを持っていない人はメールを受け取れないので自分の寿命が分かりません。

神の娘さんがこの世界で色んな人に出会うのですが、最終的にほぼみんなカップルになります。そこまできっちり相手を組み合わせなくてもいいのでは?と思いました。欧米はカップル文化で、とにかくパートナーがいないとはじまらないのでしょうか。相手が人間じゃなかったり、女装した男性だったり色々です。同性カップルは意外にもいませんでした。

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