芳野かえ ゼンタングル®認定講師

ゼンタングル®メソッドはリラックスしながら集中できるパターンアートの描き方です。

ゼンタングルZIA 花と宝石のゼンダラの描き方

花と宝石を描いたゼンダラの描き方で、特に宝石について詳しくご説明します。宝石が二個塗っていませんが、抜くのも面白いかと思って塗らないでおきました。

f:id:tanglefan:20170112113340j:image

↑これは完成したところです。

f:id:tanglefan:20170112113350j:image

シャープペンシルでストリングと花の宝石のアタリを描きました。これはZIAなので定規やコンパスを使っています。その後、一番上にしたいものから黒のピグマでなぞります。

f:id:tanglefan:20170112113400j:image

↑中にタングルのドローウィングの変形を描きました。鳥の翼みたいなタングルです。その周りをどうするか思いつかなかったので、次に背景の花を描きました。花も、上にしたい花からまず描きます。何を描くか思いつかないときはその部分について考えているよりは、もう決まっているところがあるなら先にそこを描いた方が悩まずにすみます。他の部分が埋まると、思いつかなかった部分もなんとなく決まります。

f:id:tanglefan:20170112113411j:image

↑前にも描いたタングルの組み合わせですが、一応埋まりました。

f:id:tanglefan:20170112113424j:image

シャープペンシルで影のアタリを描きました。

f:id:tanglefan:20170112113434j:image

↑黒のピグマで影のアタリをなぞりました。

f:id:tanglefan:20170112113444j:image

↑水彩色鉛筆で塗りました。この時点でグラデーションにしておきます。

f:id:tanglefan:20170112113456j:image

↑水を付けた筆でなぞって水彩色鉛筆を溶かしました。水は多すぎると困ったことになるので、少な目で良いですよ。さっきピグマで描いた黒が少しだけ溶けてきたので、もしかしたらピグマでなぞるのは水を使って乾かした後の方が良かったかもしれません。

f:id:tanglefan:20170112113506j:image

↑黒の色鉛筆で影を付けました

f:id:tanglefan:20170112113516j:image

↑緑、水色、ピンク、紫、オレンジなどの色鉛筆で上から塗りました。濃い黒にしたいところを黒のピグマで上から描き加えました。あと白のボールペンでハイライトを入れました。

f:id:tanglefan:20170112113527j:image

↑慶弔サインペンの薄墨でざっと全体に影を付けました。色鉛筆でも良いのですが、私は長時間色鉛筆を使うと手が痛くなってくるのでペンでできるところはペンで描きます。

f:id:tanglefan:20170112113535j:image

↑写真に撮るのを忘れてここまで進んでしまいました。色鉛筆の灰色、黒、茶、紫、赤などで色を塗りました。あと背景を筆ペンや太いピグマで塗りつぶしました。黒だけの背景が寂しい気がしたので、この後ゴールドのジェリーロール(ボールペン)で点を描き加えました。

f:id:tanglefan:20170112113340j:image

↑一度写真に撮ってみて、気になったところを描き加えて撮り直しました。

 

 

 

 

 

ゼンタングルの描き方とパターンの描き方

ゼンタングルメソッドはアメリカ在住のリック・ロバーツさんとマリア・トーマスさんが考案したパターンアートの描き方です。絵になじみがない方でも創造性を発揮でき、ストレス解消やマインドフルネスなど意外な効果もあります。 お二人はゼンタングル社を設立しました。f:id:tanglefan:20170520214536j:image

ゼンタングルメソッドの8ステップについては市販の本にも書いてありますが、サクラクレパスのサイトでも公開されています。

また、タングル(パターン)の描き方の手順についてはTanglePatterns.comで公開されています。

道具は今はアマゾンでも買えます。公式の紙とピグマの組み合わせはとても素晴らしいです。グッズはゼンタングル公式サイトの通販でも買うことができます。

 

f:id:tanglefan:20170110204200j:image

↑初めての方用の講座では、よくZのストリングで描きますね。

ストリングはZじゃなくても何でも良いんですよ。

f:id:tanglefan:20170108221615j:image

↑完成したところです。

f:id:tanglefan:20170108221658j:image

↑先にこの3つを描きました。完成を急がずに自分のペースで描きます。

最終的にどうなるか考えずに成り行きで良いんですよ。

f:id:tanglefan:20170108222446j:image

↑ディーバダンスが最後になりました。空欄があっても良いのですが、今回は埋めてみました。

タングル(パターン)はいくつか好きなのを覚えておくと、「あ、ここにあれを描こう」と思いつけて良いですね。描き方の手順を見ながらだと描きづらいですし、のびのび描くのが難しいです。

f:id:tanglefan:20170108221615j:plain

 ↑鉛筆とさっぴつで影をつけます。その後、表面にイニシャルと裏に日付と名前を描いて完成です。並べて鑑賞します。

f:id:tanglefan:20170704220303j:plain

ゼンタングルメソッドの特に素晴らしい点は何かと考えた時、私はまず「紙のサイズ、形」と「ストリング」を挙げます。この紙のサイズと質感、端がギザギザしているところが最高に素晴らしいです。もし公式の紙を使ったことのない方がいらしたら、ぜひ使ってみていただきたいです。

f:id:tanglefan:20170627202324j:plain

あとストリングは本当に素晴らしい発明です。ストリングがあることで描くことがさらに数段楽しくなります。ストリングは鉛筆で描くということがとても重要です。なぜかと言うとストリングは提案・アドバイスであって無視したり乗り越えたりするのが自由なのですが、ペンで描いてしまうとそれらができなくなるからです。鉛筆で描くことで、後から消しゴムで消さなくても自然に目立たなくなります。

f:id:tanglefan:20170623084300j:plain
他のCZTの方に質問してみましたら、その方は「間違いがないこと」と「計画しないこと」とおっしゃっていました。その二つも本当に大切ですね。計画しないで描くことと間違いがないことはリンクしていて、計画がないから間違いがないんです。予定・想定から外れるから間違いになるんですよね。

 

円形のものはゼンダラといいます。ゼンタングル+マンダラの造語です。

トラディショナルなスタイル以外の作品はZIAといいます。

tanglefan.hatenablog.com