マリアの作品は本当に素晴らしいですね。見とれてしまいます。
マリアはカリグラフィーをされていた方だからか、ピグマで描く線でも太いところと細いところを作ってまるでつけペンで描いたような効果を出していらっしゃいますね。そのおかげでバランスもとれるし、アンティークな雰囲気も出て本当に素敵です。
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ゼンタングルはリックとマリアがタングルの素敵な使い方を次々と紹介してくださるので、飽きるということがありません。
二冊目の本で紹介されていたレティキュラやフラッグメンツも使えますね。私は面白そうとは思いながらもどうも普段のトラディショナルゼンタングルではあまりレティキュラは使わなかったので、使い方の紹介があって嬉しいです。
子供の頃のことを思い出します。私は小学生の頃、近所に住む二歳年上のいとこと一緒にお絵かき教室に通っていました。いとこは絵もデザインもとても上手で、私はそのこみたいに描きたくて真似をしたりしていました。でも、真似できるはずないんです。もし真似できるとしたら、発想はともかく技術的にはその人の上いってますよ。当時の私の絵にはそれ独自の良さがあったのでしょうが、自分では分かりません。
大人になった今、中学生が授業で描いた作品を見ているとその人ごとにきらりと光るものを感じます。でもまだぼんやりしていてはっきり分かりません。何枚も描いていけばはっきりしてくるのかもしれませんが、美術の授業では何枚も描きません。
自分の良さって自分ではよく分からなくないですか。絵もそうなんじゃないですか。最初は真似でも、何枚も描いていけば自然に自分の方向になっていくんじゃないかと思うんですよね。画風ががらっと変わったりうろうろしたりすることもあるでしょうけど。「次の線がある、次のタングルがある、次のタイルがある」のだから、あまり気にしないでどんどん描いていいんですよね。私は大量に描かないので、一枚一枚を重要視しすぎそうになるんです。
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