芳野かえ ゼンタングル®認定講師

ゼンタングル®メソッドはリラックスしながら集中できるパターンアートの描き方です。

ゼンタングルと断捨離

ゼンマイみたいな模様が「ムーカ」です。ゼンタングルを知ったばかりの頃、少し気持ち悪い模様なだと思っていたのですが今は大好きになってしまいました。

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黒で陰影を付けた後に、色鉛筆でざっと色を付けました。紫とか茶色で塗るのがマイブームなのですが、ワンパターンですよね。何か他のブームが来ませんかね。

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長年捨てたくても捨てられなかったものを先日捨てられたのは、たぶんゼンタングルのおかげなのですが、ゼンタングルの何がきっかけになったのかと考えていました。それで思い当たったのが、「ゼンタングルには間違いがない」という点です。

 

描いていて「あ、間違えた!」とか「ここ、どうするんだろう??」ということは頻繁にあります。でも先に進めていけば、そのうち何とかなってしまうんです。かえって、そこが良く思えてきたりとか。その一枚が気に入らないにしても、また描けば良いし。それをゼンタングルで何回も体験していると、その感覚が実生活にも影響してくるような気がします。

 

物を捨てられない理由の一つに、「未来への不安」があるそうです。「使うかも」とか「捨てたら後悔するかも」と思うと捨てられません。でも、「なくても何とかなるだろう」とか「また必要になったら、そのときはもっと適切なものを買えるだろう」と思えるなら、手放すことができます。私にはゼンタングルが、そう思える助けになりました。

 

光に透かすゼンタングル

輸入品のおもちゃ屋さんをのぞいたら、トランスパレントペーパーを売っていました。トランスパレントペーパーは、色付きのトレーシングペーパーみたいな紙で、光が透けてとてもきれいです。星型に折り紙して窓に貼るのが一般的な使い方のようですが、ゼンタングルを描いたらきれいなんじゃないか!?と思って買ってきました。

 

家に帰って開けてみると、私は間違えて「ローズウィンドウペーパー」を買ってきていました…。こちらは色付きの薄紙で、ほんと薄いです。よく小学生の頃、入学式など用にピンクや白の薄紙でボタンの花を作りませんでしたか。それくらい薄いです。

↓光に透かすようにしてみました。

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どうも私は「糊」を使うのが苦手のようです。意図しないところにくっつくし、はみ出るし汚くなるし、難しいです。あと、カッターで細かく切るというのは私にはとても難しいです。ローズウィンドウのサイトをいくつか拝見しましたが、あんな薄い紙をあの細かさで切ることができるだなんて信じられません。すごすぎます。私が不器用すぎるのでしょうか。ゼンタングルには糊もハサミもカッターも必要なくて、ほんとよかったです。

 

ゼンタングルには「間違い」というものがありませんが、制作する趣味でそういうスタンスはとても珍しいかもしれませんね。他に思い当たりません。普通何か作っていたら、間違えたとかはみ出したとか汚くなったというのは失敗であって、最悪作り直しです。でもゼンタングルには間違いがないので、はみ出すとかパターンを間違えるとか関係ないので気分が良いです。