芳野かえ ゼンタングル®認定講師

ゼンタングル®メソッドはリラックスしながら集中できるパターンアートの描き方です。

2016年ゼンタングル公式認定講師(CZT)講習体験記5 【最終日】

もう最終日です。成田で飛行機を待っていた時からもう現実感がなくて、ずっと夢でも見ているようなのですが、そろそろ終わってしまいそうです。
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朝食は毎回同じような感じで、果物とヨーグルトがおいしかったです。お皿に盛らなかっただけで、ちゃんとパンや卵料理もあるんですよ。シリアルやポリッジ?もあります。飲み物もたくさんの種類あります。朝食のパンは楕円形の食パンみたいなパンが数種類で、夕食のパンは毎回小さめのソフトフランスパンみたいなパンでした。
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午前の休憩は、シナモン風味のパウンドケーキと果物でした。小さな欠片で十分なくらい甘いですが、コーヒーに合いそうです。毎回食べ物の量は十分にあって余っているくらいです。

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今回の講習で初めてサクラのジェリーロールを使ってブラックタイルに描きました。ジェリーロールは公式の紙にぴったりですね。すごく良くインクが出てくるので擦れないし、線の中で微妙な濃淡の違いが出て味があります。

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↑エリッシュの描き方も習いました。
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お昼はシーザーサラダとスープ、パンでした。スープはクラムチャウダーとミネストローネの2種類ありました。全部おいしかったです。盛り方が変なのでシーザーサラダに見えませんが、クルトンやチーズもちゃんと並んではいたんですよ。このごろ妙に小食で、見栄えが良いほどお皿に盛れません。クラムチャウダーはボストンの名物だそうで、食べられてよかったです。

お昼に一緒の席になった方は何とCZT#1を受講したという方で、もう一度CZTの講習を受けにいらしたそうです!?何という熱心な方でしょうか。#1と#25ではかなり違うでしょうね。ブラックタイルやタンタイル、ゼンダラなんかも最近できたのでしょうし。CZT#1の講習のときは最後、リックとマリアのおうちでパーティをしたとかおっしゃっていました。

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↑この日じゃなかったかもしれませんが、こんなふうに切れ目を入れてカードを挟んでくださったタイルもありました。

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お昼を食べてからホテルの隣にある教会へ行きました。ゼンタングルの講習の人がよく来るのか、名札をぶら下げているのですぐ分かるようで教会のかたに「ゼンタングルの人ですか?」と声をかけられました。
ステンドグラスが凄かったです。入場料無料、しかも写真可なのです!信じられません。写真を何枚も撮りました。暗いのでブレブレかと思いましたが、案外ちゃんと撮れているのもありました。

後でガイドのあらため工房さんにお聞きしたら、アメリカでは入場無料で写真可の教会は普通だそうです。太っ腹ですね。

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午後の授業の最後に一人一人免状を手渡されて、その後はロビーでケーキを食べたり写真撮影をしたりしました。#25は日本人は私一人だったようですね。他に日本人ぽいお名前はありませんでした。

8歳の女の子が香港からお母さんと参加されていて、小さめのかわいい免状を受け取っていました。その子は香港で暮らしているのに英語も自在に話せるんです。香港ではそれで普通のようですね。台湾の人もですが、どういう教育をすればあんなに話せるようになるのでしょうか。日本の教育では小学校低学年で普通に英語で話せるなんて無理じゃないですか。親が話せるところが大きいのでしょうか。分かりません。詳しく聞きたいのに私の英語力では不可能でした。

その子のお母さんに、「日本人は(私も含め)英語が話せない人が多いのです…」と言ったら「そうですね!だから北海道や京都、大阪に行った時は アリガトとコニチワで乗り切った」とおっしゃっていました。東京オリンピックどうなるんでしょう。たくさんの外国人のかたが苦労なさるでしょうね。

食事のとき台湾の方に日本にはCZT何人いますかと聞かれて、日本に住んでいる日本人だと確か10人もいないと思うと答えました。その台湾の方が驚いているので何かと思ったら、台湾には何人だかよく分からないくらいCZTがいらっしゃるそうです。200人くらいかもとおっしゃっていました。調べてみたら台湾の人口は東京と神奈川を合わせたくらいですね。それでCZTが200人だなんて何という密度でしょうか。

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ゼンタングル模様のカップケーキは公式のブログか何かで見たことがあって、実物を見てみたかったんですよね。かわいいです。でも、このカップケーキはホテルプロビデンスで食べたものの中で唯一イマイチでした。甘過ぎます。もったいないですが残してしまいました。なぜこれだけがこんな味なのか。プレーン?とチョコレートとあって、私が食べたのはチョコレートの方です。プレーンの方なら美味しかったのかもしれません。

【追記】

CZT#22ではこのようなゼンタングル柄のカップケーキは出なかったそうです。回によるんですね。ブログとかで見ていたのに自分が行った回に出てこなかったらがっかりしますね。

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夕方はホテルの周りをぶらぶらと歩いて写真を撮りました。古くて素敵な建物や、変わったお店がいくつもあります。私が想像の中でイメージする「アメリカの街並み」まさにその雰囲気です。金属の外階段のある建物や、レンガの建物、重厚な装飾のある建物など。小さなギャラリーで地元の作家さんの個展を見たりもできました。

道を渡ろうとすると、自動車が必ず止まってくれます。一緒に歩いていた香港のかたも驚いて、香港では絶対止まってくれないとおっしゃっていました。日本でも横断歩道に人がいても止まらない自動車の方が多いですよね。後日ガイドのあらため工房さんにお聞きしたら、プロヴィデンスは完全に歩行者優先で車道だろうが自動車の方が止まらないといけないそうです。それは州によるもので、州によっては人がいても全然止まらなかったり、人がいるかいないかよりも信号だけは絶対厳守な州があったり色々だそうです。

急に雷が鳴ったと思ったら、いきなり滝のような雨が降ってきました。アメリカにも夕立ってあるんですね。すぐにやみましたがびしょ濡れになるところでした。

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英文が両面にぎっしりのプリントが何枚もありますよ。本ももう一冊ありますし。ゼンタングルの講習はまだ終わってない!!という感じです。

 

【持ち物について・あると便利な物】
梱包材・ 養生テープ(ショップで買った物を包む)
割り箸
エアコンが寒すぎる対策(重要)
名刺(自分の作品や自分で考えたタングルが描いてあると話が弾むかも)

 

【追記・質問されたことなどを書いておきます】

■公式サイトのCZT用のページには講習後すぐには入れませんでした。一週間後ぐらいにメールがあって、入れるようになっていました。その後自分でCZTの名簿にプロフィールを入れます。#22に参加された方は2.3日で入れたとおっしゃっていたので、幅がありそうです。

■CZT用のプロフィールには、普段使っているメールアドレスは書かない方が良いです。英文のスパムメールが来るようになります。

■公式通販で売られている本は講習で配られたりはしませんでした。読みたい場合は各自で買います。

 

【2018年追記】
2017年と2018年の講習に参加されたCZTのお話を伺って特に私の参加した頃と違うと思った点をあげます。

・講義の内容が多い、1日に描く枚数がとても多くなっている
私が参加した頃はゆったりとした内容で描くのが大変とかいうことは特にありませんでした。ですが近年新しいタイルやプロジェクトパックなどでの新しい技法の公開があったためかCZTの講義の内容が多くなり、人によっては描くのが辛いと感じる量になっているそうです。

・リックさんマリアさんの講義が少なくなっている
以前はほぼリックさんとマリアさんが交互に講義される形式でしたが、現在はモリーさんやマーサさんなどの時間が増えているそうです。リックさんとマリアさんはご高齢のため体力的にお辛いのかもしれません。

・ホテルが違う、食事が豪華になっている
私が参加したときはホテルプロビデンスの利用で、食事はおいしいですし十分ではありますが特に豪華な感じはありませんでした。現在のホテルビルトモアはホテルプロビデンスよりも食事内容のランクがアップしています。あと現在のホテルの方が駅に近いので歩いてすぐです。冷房が寒すぎるのはどこも同じようで、靴下・ひざ掛け・ベスト等の冷房対策は必須です。

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